みなさま、こんにちは。
しばらくぶりのBトレ ロクヨンシリーズです。
ブログ用の写真を撮ったら更新しようと思っていたら、16番のゴハチが先に完成してしまいましたね(滝汗)
そんなわけでロクヨン記事を完結させたいと思います。
◆高運のロクヨンゼロの末っ子「ミクちゃん」
国鉄民営化の際に全機が引き継がれたロクヨンゼロ。
東日本旅客鉄道には6機が引き継がれ、その後は団臨、工臨などの臨時列車牽引を中心に活躍したことはご存知の通りかと思います。
そんなロクヨンゼロの生涯の中で最も輝いたのは、やはり「あけぼの」の牽引をした一年だったと言われます。
しかしながらヘッドマークを付けての牽引となった急行「アルプス」、サロンエクスプレス東京+江戸を重連で牽引した団臨など、目立たないながらもその一生は目が離せないものだったと思います。
今たった1機となってしまった37号機は今後どのような活躍をするのか、まだまだ期待をしたくなります。
今回は37号機の国鉄色復帰、そして白Hゴム化の速報を心から嬉しく思い、Bトレでも懐かしい頃を再現してみようと思いました。
そういえば製作中、高崎のロクヨンゼロは
・36号機→サブロー
・37号機→ミナちゃん
・38号機→ミヤちゃん
・39号機→ミクちゃん
と内部で呼ばれていた、という話をどこかで読んだことを思い出しました。
それだけ内部でも愛されていたのでしょう。
今回は4兄妹の中で最後まで白Hゴムだった、末っ子の39号機…ミクちゃんを作っていきます。
プロトタイプは分割民営化後の1990年代とします。
◆一体化で再現したロクヨンゼロ
今回はトレジャータウン製のロクヨンゼログレードアップパーツを使用して制作をしました。
車体は一体化して製作をしています。
なぜ一体化したかというと…
制作開始当初は前照灯も光らせようと思っていたからです(笑)
夢が大きくて結構だったのですが(?)、制作期間の都合から今回は見送りました。
前照灯点灯化は、またやりたくなった時にしたいと思います。
前面は各種ステップのエッチングパーツ化や手すり類の真鍮線による立体化をしたため随分と印象がシャープになりました。
こんなにお顔全体のイメージというのは変わるのですね。
スカートは1000番台用の物から加工しています。
5本のエアホースと電暖用のホースが良い具合にスカート周りを盛り上げています。
これこそロクヨンです。
側面では、一体化に合わせて前面窓をグレードアップパーツに付属してきたものに交換したことから、Bトレ製品よりも窓が周りこんできてきます。
それに合わせて運転台横の窓の位置を全体的に後退させています。
なお、この運転台横の窓は高さが低いので、高さも上げ、更にドアの位置は変えていないので、横方向に縮小していますので、ほぼ原型を残していません(笑)
もう少し違和感が出るかと思いましたが、綺麗に収まりました。
また、窓の位置変更に伴い、水切りも位置を変えないといけないため、真鍮帯板を使用して復元しました。
モールドは厚かったので、こちらもシャープになりました。
側面窓はエンドウのキャブロイドを使っています。
Hゴムの表現は少し控えめになってしまいました…
さて、屋根を見ていきます。
屋根は各種パーツ化とパイピングを行なっています。
避雷器からのクルリンがチャームポイント。 良い具合に決まりました。
素の屋根と比べると賑やか且つシャープになりましたね。
◆いつまでもカッコいい山男
初めてロクヨンを作ったのは確か5年ほど前だったと思います。
あの頃はグレードアップパーツもなかったので、プラ板などを用いて加工して作ったことを思い出します。
今見るとまだまだ未熟な完成度でしたが、あの頃はそれでも完成させたロクヨンを走らせて嬉しかったのです。
時が経ちグレードアップパーツが発売され、早速加工をしてみて「ロクヨン制作は面白い」ということに改めて気がつき、前回よりグレードアップして完成した39号機を眺めて満足しています。
最初に作った頃よりも少しは腕も上がり、これからも模型を続けていれば拘りが強くなって行くのかなと思います。
またいつかロクヨンを作る楽しみを思い出したとき、さらに拘りを持ってリアルなロクヨンを作れればいいな、と思います。
何機いても嬉しい、私にとってそんな機関車がロクヨンなのです。