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こんにちは。
私事が少々あり、更新が途絶えてしまいました。。。
こういうのは一回書かなくなると、ついサボってしまいますね。
今は展示会向けネタの合間を縫って書いてます(笑)
珍しくシリーズ化した制作記も今回で完結です。
写真を撮り忘れてしまったり、説明が上手くできなかったので、読者の皆様にはご迷惑をお掛けしました。
またやる機会があれば気をつけたいですね。
なお次回作品は展示会向けのものになりますので、シークレットで進めていく予定です。
今までの車両解説重視ではなく、制作手順を振り返る形のまとめ記事を展示会終了後に上げる予定にしますので、お楽しみにして頂ければと思います。
さて、それでは今回は完結編ということで、完成した作品を見ていこうと思います。
なお制作中のエピソードで既に触れた内容については今回は軽くタッチにしますので、この記事からはじめましての方は以下より過去記事をご覧くださいませ。
☆制作記①
☆制作記②
☆制作記③
また牽引機につきましては、今回は時間的な制約から制作困難だったため、時代こそ違うものの、サークルメンバー はつはな氏が同時期に制作された秀作 EF62 22を暫定指定牽引機としています。
氏のわかりやすく、愛の込まった記事は以下よりご覧ください。
☆「青の車体に魅せられて 『山を下りた機関車、第2の人生~EF62-22 [関]~』」
前置きが長くなってしまいました。 それでは早速スタートしましょう!
紹介順序は編成の前からとしますが、同形式で複数編成にある場合は合わせて紹介します。
◆ マニ44 2008 / マニ44 2011

マニ44はクロスポイントからの切り継ぎです。
妻面を除いて全体にあるビートが切り継ぎを難儀と化しており、非常に苦労しました。
(もう一生やりたくないです…笑)
その割には編成に組み込むと、色合いから目立たなくなってしまうのが悲しいポイントです (笑)
この編成では牽引機の直後に組み込まれるため、機関車のスッキリした側面と対比できるのは唯一目立つポイントかもしれません。
スミ入れをしてインレタを擦るとやっと真っ青な車体に命が吹き込まれた気がします。

今回はワキ8000に合わせて、妻面以外にも側面にも手摺を立てています。
鋭角な視点から車両を眺めると良く目立ちます。
屋根上の機器は全体のバランスを見ながらつけましたが、如何でしょうか?
◆マニ36 59

同車の特徴はこの張り上げ屋根ですね。
張り上げた部分の色は明るいグレーに塗られているので良く目立ちます。
あまり明確なカラー写真がありませんでしたが、色味や彩度から判断し、灰色14号で再現しました。
また、車体塗装は青15号となっています。
実は、荷物客車をやりたいなぁと思い調べていた時に、青15号のマニ36で張り上げ屋根がいることを知り、それが今回この列車を選んだ動機となりました。
今回の荷物客車をつくるきっかけともなった車両です。

実車の側面、妻面と比較しましたが、当車は側面の細窓が正方形の窓となっているタイプでしたので、細窓は埋めています。
なお全体的なバランスをみて窓の移設や増設はやめました。
妻面の手摺も実車通りに並べられているはずです。
屋根のお尻部分のステップが立っているのはチャームポイントですね。
マニ36はもう1両増結予定です。
◆マニ50 2021

今回一番手がかからなかったのはこのマニ50でした(笑)
特に加工する必要がありませんので、妻面の手すりを立たせることと、テールライトのレンズ化のみ行いました。
テールライトはなんとも言えない造形が少し気に入らなかったため加工しましたが、穴あけを失敗してしまい、少し残念なことになってしまいました(滝汗
手摺の植え込みを目立たせるために逆サイドからの写真としました。
◆ワキ8530 / ワキ8765

今回制作時間が予想以上に伸びてしまった1番の原因の登場ですwwww
制作記事を書いた時に触れましたが、ワキ8000には新製車とワキ10000からの編入車がいます。
今回の編成では、ワキ8530 (写真・奥) が新製車、ワキ8765 (写真・手前) が編入車になり、その1種1両ずつが編成に入っています。

一番の見分けポイントは側面中央にある緊締具(側面中央の切れ目にある留め具)の位置でしょうか。
新製ワキ8000の場合は中央にあり、元ワキ10000の緊締具は車体の下寄りにあります。

緊締具はスライスして移設しようとしたのですが、失敗したため、プラペーパーを敷き、そこに0.8mm手すりを刺して横向きに倒しています。
金具の部分(?)には真鍮線を指すことでそれらしくしてみました。
手摺の位置も一部異なっていますが、お分りいただけますか?
残念ながらシルバーの一色塗なので大変分りづらいです。
なお側面には細かい縦線が入っていますので、ケガキをして再現しています。

妻面にもこだわっており、手摺類の立体化と共に両車の違いを再現しています。
奥(正面からみて左)が新製車8530、手前が編入車ワキ8765です。
正面から見た際に右寄りに見える入換手さん用の手摺の位置が一番の見分けポイントでしょうか。
銘板の数が異なっていますが、これはワキ10000からの編入改造の際に1枚増えているのか(?)、編入車のほうが多い傾向にあるように感じました。
新製車の銘板は3枚ですが、一応4枚分のスペースがとられています。
この3枚の位置ですが、上寄りの車もあれば、下寄りの車もあります。
残念ながら実車の写真がないため、忠実な再現ができなかったことが悔しいです。
制作中写真の時はガチャガチャし過ぎな印象でしたが、塗装すると本来のワキ8000の雰囲気がよく出ているように感じます。
編成に組み込むと全くめだt…(以下略
◆オユ11 102

今回の暫定編成では唯一の郵便車になります。
素材はKATOのオユ10です。
案外両サイドのバランスを取るのが大変でした。 これはGMのエコノミーキットを素材にした方が楽そうですが、窓がツライチになることを再現すべく今回はKATOを選択しました。
タネの側面採光窓の形状から新製冷房車である100番代を作りました。
全体的に大きな特徴もなく、無難に郵便車感が出ていますね(笑)
シルバーの屋根は目を引きます。
(色剥げは後程訂正します。笑)
郵便車はあと2両増結予定です。
◆マニ37 2155

今回の編成の最後尾を務めるのはマニ37です。
本来であればマニ44でしたが差し替えております。
理由は諸々ありますが、一番の大きな理由はマニ44を3つも作りたくないというものです(おい

ドア部、窓配置などはBトレのマニ36がそのまま使えたので、特に加工はしていません。
妻面の手摺の位置がマニ36 59とは異なります。
実は2155は雨樋が下まで長く伸びていて、車体裾から大きく飛び出ているのが特徴でしたが、今回は工期の問題から再現していません。
いつかやり直したいですね。
こちらも丸屋根ですので、お尻のステップは立体化しています。
最後尾ですから各種表記類と立体化したパーツがよく目立ち、またこの懐かしく暖かい最後尾の顔立ちをみると立ち位置がよく似合っているように感じます。
マニ44と位置を交換して最後尾を交換するのもアリかもしれませんね。
-

如何でしたか?
少しばかりですが荷物客車の魅力が伝わっていれば幸いです。
まだ完成していない3両も完成させてフル編成にする…という夢が叶うのはいつになるのやら(笑)
その際は新たなメンバーをまた皆様にご紹介したいと思います。
少年の夢が叶うのはまた少し先のようです。。。

to be continue…
◆参考文献
・j train vol.67 「1980年代 荷物列車編成記録」 イカロス出版
・「荷物車・郵便車の世界 昭和区50年代のマニ・オユの記録」 クリエイティブ モア
・RM LIBRARY 135 「マニ35・36・37形 -改造荷物車のバリエーション- (下)」
・RM LIBRARY 158 「国鉄鋼製郵便客車 (下)」
・鉄道車両ディテールファイル 018 「マニ50と仲間たち」
・里山工房 国鉄荷物車1 オハニ36、マニ36
・たけぞうの意匠箱 カテゴリ:ワキ8000
今回制作するに当たり、勉強させていただきました。
大変貴重な資料を残していただいたことに心から感謝し、恐縮ながらこの場で深く御礼申し上げます。
またやる機会があれば気をつけたいですね。
なお次回作品は展示会向けのものになりますので、シークレットで進めていく予定です。
今までの車両解説重視ではなく、制作手順を振り返る形のまとめ記事を展示会終了後に上げる予定にしますので、お楽しみにして頂ければと思います。
さて、それでは今回は完結編ということで、完成した作品を見ていこうと思います。
なお制作中のエピソードで既に触れた内容については今回は軽くタッチにしますので、この記事からはじめましての方は以下より過去記事をご覧くださいませ。
☆制作記①
☆制作記②
☆制作記③
また牽引機につきましては、今回は時間的な制約から制作困難だったため、時代こそ違うものの、サークルメンバー はつはな氏が同時期に制作された秀作 EF62 22を暫定指定牽引機としています。
氏のわかりやすく、愛の込まった記事は以下よりご覧ください。
☆「青の車体に魅せられて 『山を下りた機関車、第2の人生~EF62-22 [関]~』」
前置きが長くなってしまいました。 それでは早速スタートしましょう!
紹介順序は編成の前からとしますが、同形式で複数編成にある場合は合わせて紹介します。
◆ マニ44 2008 / マニ44 2011

マニ44はクロスポイントからの切り継ぎです。
妻面を除いて全体にあるビートが切り継ぎを難儀と化しており、非常に苦労しました。
(もう一生やりたくないです…笑)
その割には編成に組み込むと、色合いから目立たなくなってしまうのが悲しいポイントです (笑)
この編成では牽引機の直後に組み込まれるため、機関車のスッキリした側面と対比できるのは唯一目立つポイントかもしれません。
スミ入れをしてインレタを擦るとやっと真っ青な車体に命が吹き込まれた気がします。

今回はワキ8000に合わせて、妻面以外にも側面にも手摺を立てています。
鋭角な視点から車両を眺めると良く目立ちます。
屋根上の機器は全体のバランスを見ながらつけましたが、如何でしょうか?
◆マニ36 59

同車の特徴はこの張り上げ屋根ですね。
張り上げた部分の色は明るいグレーに塗られているので良く目立ちます。
あまり明確なカラー写真がありませんでしたが、色味や彩度から判断し、灰色14号で再現しました。
また、車体塗装は青15号となっています。
実は、荷物客車をやりたいなぁと思い調べていた時に、青15号のマニ36で張り上げ屋根がいることを知り、それが今回この列車を選んだ動機となりました。
今回の荷物客車をつくるきっかけともなった車両です。

実車の側面、妻面と比較しましたが、当車は側面の細窓が正方形の窓となっているタイプでしたので、細窓は埋めています。
なお全体的なバランスをみて窓の移設や増設はやめました。
妻面の手摺も実車通りに並べられているはずです。
屋根のお尻部分のステップが立っているのはチャームポイントですね。
マニ36はもう1両増結予定です。
◆マニ50 2021

今回一番手がかからなかったのはこのマニ50でした(笑)
特に加工する必要がありませんので、妻面の手すりを立たせることと、テールライトのレンズ化のみ行いました。
テールライトはなんとも言えない造形が少し気に入らなかったため加工しましたが、穴あけを失敗してしまい、少し残念なことになってしまいました(滝汗
手摺の植え込みを目立たせるために逆サイドからの写真としました。
◆ワキ8530 / ワキ8765

今回制作時間が予想以上に伸びてしまった1番の原因の登場ですwwww
制作記事を書いた時に触れましたが、ワキ8000には新製車とワキ10000からの編入車がいます。
今回の編成では、ワキ8530 (写真・奥) が新製車、ワキ8765 (写真・手前) が編入車になり、その1種1両ずつが編成に入っています。

一番の見分けポイントは側面中央にある緊締具(側面中央の切れ目にある留め具)の位置でしょうか。
新製ワキ8000の場合は中央にあり、元ワキ10000の緊締具は車体の下寄りにあります。

緊締具はスライスして移設しようとしたのですが、失敗したため、プラペーパーを敷き、そこに0.8mm手すりを刺して横向きに倒しています。
金具の部分(?)には真鍮線を指すことでそれらしくしてみました。
手摺の位置も一部異なっていますが、お分りいただけますか?
残念ながらシルバーの一色塗なので大変分りづらいです。
なお側面には細かい縦線が入っていますので、ケガキをして再現しています。

妻面にもこだわっており、手摺類の立体化と共に両車の違いを再現しています。
奥(正面からみて左)が新製車8530、手前が編入車ワキ8765です。
正面から見た際に右寄りに見える入換手さん用の手摺の位置が一番の見分けポイントでしょうか。
銘板の数が異なっていますが、これはワキ10000からの編入改造の際に1枚増えているのか(?)、編入車のほうが多い傾向にあるように感じました。
新製車の銘板は3枚ですが、一応4枚分のスペースがとられています。
この3枚の位置ですが、上寄りの車もあれば、下寄りの車もあります。
残念ながら実車の写真がないため、忠実な再現ができなかったことが悔しいです。
制作中写真の時はガチャガチャし過ぎな印象でしたが、塗装すると本来のワキ8000の雰囲気がよく出ているように感じます。
編成に組み込むと全くめだt…(以下略
◆オユ11 102

今回の暫定編成では唯一の郵便車になります。
素材はKATOのオユ10です。
案外両サイドのバランスを取るのが大変でした。 これはGMのエコノミーキットを素材にした方が楽そうですが、窓がツライチになることを再現すべく今回はKATOを選択しました。
タネの側面採光窓の形状から新製冷房車である100番代を作りました。
全体的に大きな特徴もなく、無難に郵便車感が出ていますね(笑)
シルバーの屋根は目を引きます。
(色剥げは後程訂正します。笑)
郵便車はあと2両増結予定です。
◆マニ37 2155

今回の編成の最後尾を務めるのはマニ37です。
本来であればマニ44でしたが差し替えております。
理由は諸々ありますが、一番の大きな理由はマニ44を3つも作りたくないというものです(おい

ドア部、窓配置などはBトレのマニ36がそのまま使えたので、特に加工はしていません。
妻面の手摺の位置がマニ36 59とは異なります。
実は2155は雨樋が下まで長く伸びていて、車体裾から大きく飛び出ているのが特徴でしたが、今回は工期の問題から再現していません。
いつかやり直したいですね。
こちらも丸屋根ですので、お尻のステップは立体化しています。
最後尾ですから各種表記類と立体化したパーツがよく目立ち、またこの懐かしく暖かい最後尾の顔立ちをみると立ち位置がよく似合っているように感じます。
マニ44と位置を交換して最後尾を交換するのもアリかもしれませんね。
-

如何でしたか?
少しばかりですが荷物客車の魅力が伝わっていれば幸いです。
まだ完成していない3両も完成させてフル編成にする…という夢が叶うのはいつになるのやら(笑)
その際は新たなメンバーをまた皆様にご紹介したいと思います。
少年の夢が叶うのはまた少し先のようです。。。

to be continue…
◆参考文献
・j train vol.67 「1980年代 荷物列車編成記録」 イカロス出版
・「荷物車・郵便車の世界 昭和区50年代のマニ・オユの記録」 クリエイティブ モア
・RM LIBRARY 135 「マニ35・36・37形 -改造荷物車のバリエーション- (下)」
・RM LIBRARY 158 「国鉄鋼製郵便客車 (下)」
・鉄道車両ディテールファイル 018 「マニ50と仲間たち」
・里山工房 国鉄荷物車1 オハニ36、マニ36
・たけぞうの意匠箱 カテゴリ:ワキ8000
今回制作するに当たり、勉強させていただきました。
大変貴重な資料を残していただいたことに心から感謝し、恐縮ながらこの場で深く御礼申し上げます。
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