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I love "YAMASUKA"!

I want to revive the railway Iwas longing.
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04

乗り切れ通勤ラッシュ!京阪電車600系

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こんにちは。
また少し間が空いてしまいまして申し訳ありません。
生きてるのか~との声が聞こえて聞こえてきそうですが、相変わらず元気です。
いや、そんな心配してくれるような人がいるのか…?(小声)

前回の更新が2月でしたので、随分また季節が変わりましたね。
最近は朝夕の寒暖差をつけるのがお天気の神様のマイブームなようですので、
このブログを読んでくださっている皆様もお身体にはお気をつけてお過ごしください。
さて、突然ですが今回はお京阪を作ってました。




■ぼく、おけいはんやりたい!!
今年の1月に京都旅行に行ってから、どうも様子が変なのです…
茶色い電車にばかり目が行っていたのに、緑色の電車にトキメキを感じてしまうのです…
これって…!?

なんと京都に行って京阪に乗ってからというものの、
京阪ばかりが気になってしまうようになってしまったのです。
それまではそこまで興味がなかったのですがね。
そしてあろうことか、興味の対象が昇圧前の京阪になってしまったのです。
多数の魅力的な車両があるため、何を制作しようかと悩んだのですが、
今回600系を制作することにしました。


■通勤ラッシュ対応のために登場した600系という車両
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まずは実車の解説です。
600系は昭和2年以降に作られた初代600/700系、貴賓車16形の台車、電気部品を流用し、
昭和39~40年にかけて車体を新造して登場した高性能車です。
昭和30年代の高度経済成長期に伴う京阪線沿線の住宅開発により、
当時の京阪線のラッシュ混雑は大変深刻なものとなっていました。
そこで京阪は複々線化や高架化工事を進めていましたが、
これはすぐに完成するものではなく、即効性のある対策が求められていました。
そこで登場するのが、皆様ご存じの2000系スーパーカー(現・2600系)です。
しかし一定の効果はあったものの、稼働編成の全体から見ると微々たるもので、
一定の効果しかありませんでした。
当時の京阪は戦前から京阪神急行時代に製造された車両で、
運輸省規格の車両、また16m級3扉車、2扉車、左右非対称構造の車両など、
整列乗車が全くできないような状況で、乗降に時間を要していました。
(逆にこんな状況でどうやって列車を待っていたのだろうか…滝汗)
以上の状況から、次期更新対象となっていた600/700系の更新に際しては、
京阪線初の本格的な通勤形電車として、昭和32年に新製された制御車1650型の設計を基本とした
18m級の全金属製3扉車体を台枠より新製し、
種車の主要機器と組み合わせる形で更新を実施することとなりました。
つまり新製ではなく、更新という形で登場しております。
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先ほど少しだけでてきた1650型という車両ですが、
こちらは1300系の相手を務める制御車として作られた車両で
需要が急増した通勤ラッシュの車両不足を補うために作られました。
後に600系に編入されますが、この際に650形(600系付随車)製造のときに余剰
となった電装部品で電動化され、630形となります。
600系の基となった車両ですが、この車両には戸袋窓やウィンドシルがありました。
(600系には戸袋窓やウィンドシルはありません)
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その後600系は昇圧されるまでの間走り続けました。
編成が自在であり、また各停から急行まで様々な種別に充当されていたようです。
また現役中には中間改造車、700系編入などバリエーションが豊な形式でした。


■なんとかBトレになりました
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さて、それでは解説に参りましょう。
今回は鉄コレを元に7連で仕上げました。
編成は

京都・三条  大阪・淀屋橋
635-661-688-782-689-659-636

となっております。

特徴は
・両先頭車が630形
・3・5両目は中間改造車680形
・編成中央に700系を混結
という欲張りな編成です。
700系の混結ですが、これは定期的にあったようです。
そもそも2両が編成から余るようになっており(700系は7連固定)、
検査の都合で入れ替わりに入っていたようですが、
700系の1000系化改造の際に固定編成から外れた2両を600系に編入しました。
ですが制作した時代は編入前だったので、700系混結という形になっております。

今回編成全体で行った加工は
・雨樋の張り直し
・保護棒の別パーツ化(M782は除く。理由は後述)
・妻の手摺立体化
・屋根上配管のパイピングと割りピン取り付け
です。

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少しわかりづらい写真で申し訳ありません。
雨樋はもともとのモールドが控えめでしたので、全車において真鍮角棒で張りなおしています。
少し無骨さが強調されたと思います。

また保護棒は窓パーツに印刷してあったため、窓の印刷を消し、
ボディに真鍮線を差し込んでいます。
保護棒とは何ぞやと。
京阪線天満橋~淀屋橋間は地下線で開業しましたが、
トンネル区間で身体を出せないようにと2段窓下段のところに設置されました。
1900系特急車などにも取り付けられており、
まるで路面電車のようですが、京阪の旧型車のポイントとなっております。
なお、先ほどM782は除くと書きましたが、600系は2段上昇式窓だったものが、
700系では上段下降 下段上昇式窓に変更となっており、
下段の開口面積を小さくしたため保護棒は省略されていたためです。
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妻の手摺ですが、今回新たなことに挑戦しようと取り組んでみました。
細かい作業でしたが、完成後の妻のエロさがたまりません。
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屋根上についてですが、製品ですと630形は偶数向き車両用の屋根となっております。
600系/700系のMc車全体にいえることなのですが、車体全体に渡って設置されている配管の
お尻の向きは山側、ヒューズボックスの位置は川側と編成で統一されています。
鉄コレ製品ではMc600とMc700の屋根で互換性があり、
またそれぞれ奇偶で違うものがセットされた状態で入っているため、
2種を買って交換すれば済む話ですが(というかどっちも封入しておいてほしい)、
Mc630は偶数向き屋根しか入っていません。
このままでは違和感が出てしまうため、屋根上配管、ヒューズボックス付近は
パイピングで作り直しました。
なお、パンタ付近は不明のためそのままになっております。
また鉄コレ製品の配管は、模型で言う割りピンのような留め具のモールドが
ないので、モールドの配管に合わせて割りピンを刺しました。

それでは各型式ごとに解説です。

☆Mc635/Mc636
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この2両は630形なので、元1650型です。(念のため)
側面いっぱいに敷き詰められた窓と丸妻が特徴です。
幌の緑っぽいグレーが良い感じですね。
加工点は
・エアーホースの設置
・ヘッドライト上部の手摺追加
・標識灯のレンズ交換
・運行標識掛け取り付け
・ワイパー別パーツ化とそれに伴う窓交換
・ウィンドシル復元
です。

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偶数車右側にあるエアーホース(写真では正面から見ているので左側)ですが、
636号車のみ箱状のものから生えているような形となっております。
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パッケージに使われている車両は634号車なのですが、こちらは一般的なタイプのため、
ボディにあるジャンパ栓から生えています(わかりづらくて申し訳ありません)。
正直私はこちらの多数派のほうが好きです。笑
今回作りたい編成の制御電装車が636だったので…でもそんな変態な君が好き()

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ヘッドライト上部の手摺はパッケージを見ていて気が付きました。
あまりにもセクシーだったため再現しました。
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標識灯につきましては、製品のままだと突起の先にお椀をつけたよな形状で
実車とは異なっていましたので、
丸くお椀のようになっている部分を削り、ピンバイスで穴あけした上に
ライトレンズのパーツを差し込んでおります。
ちょうどよいサイズのものがあったので買ってきて差し込んでみたら、
レンズの先も丸くなっていたので元の形状に戻ってしまいましたので、
裏側から差し込むことで、実車に近い再現としております。
-
ワイパー別パーツ化に伴う窓交換ですが、
あまりコンパウンド磨きが上手でないので、今回はbona製の他形式の前面窓に交換しました。
勘で買ったらピッタリでした。笑
毎日のように顔を眺めていましたから。滝汗
-
今回切り継ぎ後に継跡を消した際にウィンドシルが余計に削れてしまったりしたので、
プラ板で作りなおしています。
元のモールドも控えめでしたので、無骨さが強調され満足しております。

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丸妻の手摺、ウィンドシル、保護棒、配管となかなかエッチなお尻をしていますね。(キモイ)

☆T661/T659
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純粋な600系の中間車です。
特に大きな加工はしていませんし、またT車なので特に特徴もありませんね。笑
強いていうなれば、ジオマトのインレタにこの両車の車番がはいっていなかったため
継ぎはいだということぐらいでしょうか。笑

M782
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上記650形との比較をしたいので先に紹介いたします。
700系電動車の780形です。
普通のパンタ車じゃん、というところなのですが、
700系の電動車には入れ替え運転台がありましたのでその点を再現しております。
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600系と共通金型のため再現されていませんでしたが、
プラ板と前照灯パーツにより再現しました。
よいアクセントですね。

パンタ周りにつきましては割りピン刺しでごちゃごちゃ感を出しました。
どうやら妻に配管は回っていなかったようなので、その他は加工していません。
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先ほど少し触れましたが700系には窓機構の関係で保護棒が省略されていました。
かなりスッキリしているのがお分かりかと思います。

ここでサイドビューが出たので触れますと、
実は600/700共に妻寄り窓も扉間の窓も大きさは同じでした。
今回Bトレ化に伴いまして、妻寄りの窓は両端を削っています。
少し違和感の出るところかもしれませんが、私自身は気に入っています。


Mo668/689
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630形の中間改造車680形です。
一般の680形は5両しかいなかったため、そこに連番となるように付番されています。

680形中間改造車の特徴は
・標識灯
・運行標識掛け
・前面車番
・ワイパー
・乗務員室扉の手摺、取っ手
の撤去です。
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並べてみると違いがよくわかりますね。
かなりスッキリしており、630形のかわいさが消えてしまっています。涙

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乗務員室扉もかなりスッキリしていますね。(奥は未加工車)
今回はあまりきれいにできませんでしたが、
京阪の運転台撤去車では他形式でも実施されている伝統の加工のようですので、
今回の経験を元に次回は更にきれいに仕上げられるように頑張ります。

上記の実車同様の加工のほかはMc630と同じ内容となっております。


■運行標識は変えたいモノだよね!?
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題名の通りでございます。笑
運行標識掛けは機関車用ヘッドマークステイを使いましたが、
今回そこに刺さるようにプラ板を加工し作ってみました。
京阪ではこの運行標識のことを角板(カクバン)、円板(エンバン)というそうですが、
それぞれ1種2枚ずつ、裏表で作ってみました。
この裏表のデザインは実車とは異なっており、完全に私の好みでございますが、
やはり運行標識を変えられるというもは楽しいものです。
これから増やしていこうと思います。


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さて今回も長くなってしまいましたが如何だったでしょうか。
新たに始めてみた加工もあり戸惑った場面もありましたが、
とても良い勉強になりました。
おけいはんの昇圧前フレンズはこれからも増やしていきたいところです。
それでは。
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